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2020年3月16日

2月17日〜2月28日 『(先進)アカデミック英語集中講義』が開催されました

2020年2月17日から2月28日にかけて、英国Leicester大学から講師2名(Jock McPherson先生・Lee Fairclough先生)を招聘し、アカデミック英語集中講義が開催されました。本年は、定員12名を越えて多くの応募がありました。そこで、いつもより多い16名を選抜して履修生として採用することにしました。また、本年度は、期せずして多くの留学生の参加が得られ、ダイバーシティ豊かな集中講義とすることができました。さらに、今回は、英語ネイティブな履修生もいました。本講義の趣旨は、英語の語学を磨くとともに、サイエンスでのプレゼン能力を鍛えることにあります。したがって、英語ネイティブの履修生にとっても、異分野交流なども経験でき、実りある2週間となったのではないかと思います。

集中講義の様子1

NGP Academic English Course の成果を評価するのは容易ではありません。なぜなら、本コースは、単なる英語の語学学習コースではないからです。英語能力だけなら、TOEFL, TOEIC, IELTS 等の英語検定試験を、本コースの前後に受験して、点数の変化を測ると言う方法もあるでしょう。ただ、英語の語学能力が上達するには、2週間の集中講義では足りません。語学力というのは、数ヶ月から1年以上の時間を経て、少しずつ上達していくものです。本コースで目指しているのは、短期集中で、英語でのコミュニケーションに対する苦手意識を取り除くとともに、何より、他の大学院生や講師とのコミュニケーションスキルを磨くことです。そして、サイエンスのプレゼンの仕方を学び、専門外の人にも伝える能力を鍛える。これらの技術を身につけることで、国際共同大学院プログラムの短期海外留学をサバイブし、世界的な研究成果を得ることが最終目標です。NGP 履修生、ならびに、Academic English Course 履修生は、本コースでの経験を活かして、国際学会での研究成果発表、海外との国際共同研究の場で、英語能力・コミュニケーション能力・プレゼン能力を活かしていくことが期待されます。

集中講義の様子2

講義最終日には、2週間の集大成として、学会発表を模したポスター発表会が行われました。全ての受講生が自信を持って自身の研究テーマを紹介していました。生き生きと手と身体と全身を使って、自身の内なる情熱を表現している様子が伺えました。それぞれの学生の研究指導教員の多くにもご参加いただき、他研究室の学生の発表も含め、熱心に聞いていただきました。本当に仲の良い16名のグループとなったようで、最終日、コース終了後もなかなか去りがたく、講師やお互いとの自撮りを楽しんで、いつまでも講義室を離れないでいたのが印象的でした。

集中講義の様子3
集中講義の様子4

なお、本年度より、本学授業担当教員を杉本亜砂子教授から松井広教授に交代致しました。また、アカデミック英語集中講義の様子や成果などを講師や履修生の間で共有するために非公式の特設ページを設けることにしました。参加者間での今後の異分野交流・国際交流等にも役立ててもらえればと思います。

Neuro Global Program Academic English Course
非公式特設ページ
http://www.ims.med.tohoku.ac.jp/NGPEnglish/